市貝町議会 > 2021-06-09 >
06月09日-02号

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  1. 市貝町議会 2021-06-09
    06月09日-02号


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    令和 3年  6月 定例会(第4回)       令和3年第4回市貝町議会定例会(第2号)             令和3年6月9日(水曜日)午前10時開議出席議員(12名)    1番  荒井和一議員  2番  石井 豊議員    3番  関澤正一議員  5番  豊田 功議員    6番  園部弘子議員  7番  川堀哲男議員    8番  小塙 斉議員  9番  小沢岩夫議員   10番  山川英男議員 11番  高徳義男議員   12番  小泉栄一議員 13番  和久和夫議員欠席議員(なし)-----------------------------------説明のための出席者  町長        入野正明   副町長       永山廣美  教育長       小森祥一   総務課長      永山良一  企画振興課長    金田道宙   町民くらし課長   軽部 修  健康福祉課長    國井美由紀  農林課長      川上和幸  こども未来課長   滝田弘行-----------------------------------本会議の書記  事務局長      久保孝幸   次長        小林敏章-----------------------------------付議事件  別紙のとおり開議宣告  午前10時00分            議事日程(第2号)第1 一般質問(2名)    8番 小塙 斉    1 道の駅で野菜フェスタを    2 脱炭素の取り組みについて    3 自治消防団と町職員の管理について   11番 高徳義男    1 町政を問う4期目の政治姿勢と決意について第2 報告第2号 株式会社サシバの里いちかい経営状況説明書の提出について第3 議案第32号 監査委員の選任につき同意を求めることについて                 (上程・説明・質疑・採決)第4 議案第33号 市貝町国民健康保険税条例の一部改正について                 (上程・説明・質疑・討論・採決)第5 議案第34号 市貝町国民健康保険条例の一部改正について                 (上程・説明・質疑・討論・採決)第6 議案第35号 市貝町介護保険条例の一部改正について                 (上程・説明・質疑・討論・採決)第7 議案第36号 令和3年度市貝町一般会計補正予算(第1号)                 (上程・説明・質疑・討論・採決)第8 常任委員会の閉会中の継続調査の件第9 議会運営委員会の閉会中の継続調査の件第10 議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の件----------------------------------- △開議の宣告 ○議長(山川英男)  改めまして、おはようございます。 今日は議会2日目でございますが、マスコミはじめ傍聴者の皆様、大変ありがとうございます。 それでは、ただいま出席している議員は12名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。                         (午前10時00分)----------------------------------- △一般質問 ○議長(山川英男)  日程第1、「一般質問」を行います。 順次、通告順に質問を許します。----------------------------------- △小塙斉 ○議長(山川英男)  8番、小塙斉議員。登壇。          (8番 小塙 斉 登壇) ◆8番(小塙斉)  皆さん、改めましておはようございます。 8番、小塙斉でございます。 本日は早朝より傍聴に来ていただきました皆様に感謝を申し上げます。 議席番号8番、小塙斉でございます。 6月定例議会2日目、最初の質問者となります。よろしくお願いいたします。 私は、町民の生命、健康、町の経済のため、そして、未来を担う子供たちのため、是々非々の立場で町政の課題に取り組んでまいります。 それでは、さきの通告に従いまして、3件の事項について順次質問をしてまいりますので、ご答弁を賜りますようよろしくお願いいたします。 一般質問の1点目は、道の駅で野菜フェスタということでお聞きをしたいと思います。 市貝町の道の駅サシバの里いちかいは、宇都宮からのアクセスがとてもよく、農産物直売所に安くておいしい農産物を目当てに来店するお客様がたくさんいます。 市貝町産のトマト、アスパラ、梨が人気となっています。さらに有機野菜や無農薬で育てている若手就農者も増えています。今年11月頃にはその近郊にスーパーがオープンします。そのためスーパーとの差別化を図るため、工夫を凝らしていかなければなりません。市貝町産の農産物とサシバブランド認証品スマートミール商品などを活用して、青果物、野菜を前面に押し出して、道の駅をまちおこしの核にする。野菜を取ることは健康になること、そして健康増進の拠点とする、そういうことをしていけばいいのではないかなと思っています。 町と道の駅が一体となって、その野菜フェスタを仕掛けていくことがまちおこしであり、市貝の道の駅の生き残る道ではないか、そう思っています。フェスタは1回限りでなく、毎年春と秋に実施をして盛り上げていってはいいんではないか、そう思っています。この提案に対して、町はどう考えているのか、その点についてお聞きをしたいと思います。 2点目は、脱炭素の取組について質問をいたします。 2050年二酸化炭素実質排出量ゼロに取り組むことを表明した地方公共団体が増えつつあります。2021年3月時点で、全国で300を超える地方公共団体が表明し、人口規模では1億人を超えています。当町においては、役場庁舎に隣接する道の駅の空き地及び駐車場に太陽光発電所を設置し、常時役場庁舎と道の駅に電力を使うようにしてはどうか。また、非常時、災害時には防災対応して使えるような電源として設置してはどうかということをお聞きしたいと思います。 道の駅駐車場に屋根をつけ、カーポートのような状況ですが、その上部に太陽光パネルを設置すれば雨よけにもなりますし、これは佐野市の道の駅どまんなかたぬまの駐車場にも使われています。このようなことをし、設置工事費用は町の持ち出しをなくし、太陽光設置業者にお願いするという提案はどうか。その点について、町の考えをお聞きしたいと思います。 3点目の質問です。 自治消防団についてと、町職員の管理についてをお聞きしたいと思います。 まず、自治消防団についてなんですが、今年の2月から3月、20日間以上にわたり燃え続けた足利の山林火災は記憶に新しくございます。多くの地元の自治消防団員が活躍されました。頼もしい限りです。しかし、自治消防団員は成り手不足で右肩下がりの団員数となっています。 1990年に全国では100万人を割り、2020年には81万8,000人という状況になっています。本県も毎年100人程度減り続け、2020年4月時点で約1万4,300人、充足率で9割弱の状況でした。そこで、当町の自治消防団の現状等についてお聞きをしたいと思います。今現在、自治消防団が自治会や住民からの集金行為について、またその現状についてお聞きをしたいと思います。 続いて、2点目としては、操法大会の訓練、また年末夜警、そういったものの費用弁償、そういったものはどうなっているのかなどについて、お聞きをしていきたいと思います。 もう一つは、町職員の管理についてお聞きをしていきたいと思います。 この点については、私は毎年、この6月議会の定例会におきまして、町職員の人事等々のことについて伺っております。 まず、町職員の管理については異動の基準、何年ぐらいを目安で異動させているのか。また、今年の4月の異動は何名が異動して、同じ部署に何年ぐらいいたのか。また、役場職員の健康状態、メンタル面の健康管理も含め、どうなっているのか、そういった点についてお聞きをしていきたいと思います。 町長、副町長、所管課長の皆様には簡潔な答弁をお願いいたします。 ○議長(山川英男)  入野正明町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  小塙斉議員のご質問に対し、順を追ってお答えいたします。 第1点目の道の駅で野菜フェスタをについてでございますが、道の駅において新たな企画として、本年秋に開催を予定しており、既に企画書を作成するなど、開催に向けて準備・調整をしているところでございます。 内容につきましては、テーマを「野菜・健康」とし、野菜の摂取が生活習慣病予防に効果的であり、健康増進にもつながることをPRしながら、自然豊かな里地で収穫された野菜や新米の販売、栄養バランスの取れたスマートミールのPRを行う予定でございます。さらには、初めての試みとして、地元野菜を使用しての減塩漬物コンテスト一品料理レシピコンテストも予定しております。 町といたしましても、このフェスタの開催に協力し、市貝町産のおいしい農作物や加工品のPR、まちおこしやにぎわいの創出、町民の健康増進を図っていきたいと考えております。 次年度からの実施の回数や時期については、今年度の状況を踏まえ、実施主体の道の駅と検討をしてまいりたいと考えています。 次に、第2点目の脱炭素の取組について、ご説明申し上げます。 まず、脱炭素化とは、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を抑えるほか、排出された温室効果ガスを回収し、地球温暖化を防止する世界的規模の重要な取組であると認識しております。 ご提案のありました太陽光発電所の設置につきましては、脱炭素化を図る上で有効な手段であると捉えており、既に庁舎には太陽光発電システムを設置し、電力の一部を供給しております。 道の駅への新たな太陽光発電システムの設置につきましては、電気代の削減や災害時の対応に有効であると考えられますが、売電しない場合は、町または会社が設置することとなり、建設や運用に当たっては、一定の整備費用や維持管理費用を負担しなければなりませんので、慎重に検討してまいりたいと存じます。 また、道の駅駐車場への太陽光パネル付屋根の設置についてでございますが、まず道の駅正面の舗装駐車場につきましては県の所有となっていること、役場に近い東側の砂利駐車場兼イベント広場につきましては、大規模災害時の仮設住宅用地に指定しております。 このようなことから、設置につきましては建設の場所、規模、時期、費用負担なども考慮した上で、県や会社とも協議の上、慎重な検討が必要と考えておりますので、まずはご質問にもございました佐野市などの先進事例を調査・研究してまいりたいと考えています。 第3点目の自治消防団と町職員の管理について申し上げます。 まず初めに、自治消防団についてお答えいたします。 1つ目の消防団が自治会や住民から集金行為について現状は、についてでございますが、消防団各部の運営経費の一部を自治会等にてご負担いただいていることにつきましては、町でも承知しております。しかし、その内容につきましては、各部と自治会が話合いにて決定していることだと推測しますので、行政として立ち入る領域ではないと認識しております。 2つ目の操法大会の訓練や年末夜警は費用弁償されているのかについてでございますが、消防団各部が任意で行っている夜警や操法大会の訓練につきましては、費用弁償となる出動費は支給しておりません。現在、消防庁において消防団員の処遇等に関する検討会が行われており、本年4月13日に消防庁長官通知として、従来の出動手当を報酬に位置づける旨の通知が発出されております。当町といたしましても近隣市町と歩調を合わせ、出動報酬への検討をしてまいります。 3つ目の操法大会の見直しは考えているのかについてでございますが、前述いたしました消防庁の検討会において、操法大会等に向けた訓練の在り方についても検討をされることとなっております。今後、検討会における最終報告書が出ました際には、当町といたしましても、その結果に沿うような対応を検討してまいりたいと考えています。 4つ目の名前の登録だけの幽霊団員はどのくらいいるのかについてでございますが、現在の団員数は定数219名に対し204名となっております。各部に名前だけの団員について確認したところ、そのような団員はいないとの回答でございました。 5つ目の新入団員勧誘はどのように行い、説明会などはあるのかについてでございますが、新入団員の勧誘につきましては、各部において実施しており、消防団員だけで勧誘している部や、自治会と連携を取りながら勧誘を行っている部もあるものと思われます。また、説明会については、入団後の新入団員を対象に、消防法や消防組織法などの法令面の講習や、消防団業務の基本となる身だしなみや態度等についての規律訓練はしておりますが、入団前の説明会の開催等は実施しておりません。 6つ目の退団問題やパワハラ等はないかについてでございますが、各部における規約や決め事の中で、年功順に退団しているのが最も多いものと思われます。中には、仕事上の理由や健康上の理由等から退団する方もおられますが、所属する部において協議された上で退団をされているものと理解しております。また、パワハラ等につきましては町で把握しておりませんが、仮にそのような事案がある場合には、相談を受けられるような体制を整備してまいりたいと考えております。 続きまして、町職員の管理についてお答えいたします。 まず、1つ目の異動の基準や年数目安についてでございますが、職員の人事異動につきましては、町民サービスの的確な提供を行う観点から、適材適所を基本に、人事評価の結果や業務に対する適性、在職履歴等を考慮するとともに、本人の異動希望等も参考にして行っているところでございます。 次に、2つ目の本年4月の人事異動について申し上げます。本年4月1日現在の異動者総数は25名で、異動前の部署での勤続年数は、5年以上が1名、3年が6名、2年が11名、1年が6名、育児休業からの復帰が1名となっております。 次に、3つ目の職員の健康状態、メンタルも含め管理はどうなっているのかについてでございますが、職員の健康管理につきましては、町職員安全衛生管理規程に基づき、健康診断、メンタルヘルス職場研修やカウンセラーによる相談業務やストレスチェック等を実施しているほか、各職場におきましても、所属長や安全衛生推進者を中心に、日々、職員の健康の確保と快適な職場環境づくりに努めているところでございます。 次に、4つ目の役場内でのパワハラやセクハラ及び防止策についてでございますが、ハラスメント問題は、被害者の心身に支障を来すだけでなく、職員の労働意欲の低下や業務の円滑な遂行を妨げるなど、職場全体の環境悪化にもつながる重要な課題であります。 令和2年度に、職場における総合的なハラスメント撲滅のための基本方針を策定し、職員に対し、ハラスメントに対する正しい理解を促し、上司と部下、同僚間をはじめ、職場内で常に良好なコミュニケーションを維持できるよう、職員倫理の確立に向けた研修を行うほか、ハラスメントの相談窓口を業務委託し、職員のサポートへの取組も今後も実施してまいりたいと考えております。 次に、5つ目の職員の長期休暇の状況についてでございますが、現在、育児に伴い休暇を取得している職員が6名、病気により休職している職員が3名でございます。ご質問のどのような症状であるか等につきましては申し上げることを差し控えさせていただきたいと思います。 次に、6つ目の働き方改革とコロナ禍における職場環境についてでございますが、職員の健康増進や充実した生活の実現を図るため、ノー残業デーの徹底や男性職員の育児休暇取得、夏季休暇や年次有給休暇の連続取得促進等を進めてまいります。 新型コロナウイルスの感染症対策に関しましては、感染拡大防止と職員の感染リスクの低減を図るため、分散勤務や窓口への飛沫感染防止のためのアクリル板の設置、毎日の検温等を通した健康管理などの取組を実施してまいりました。現在、県内においてはクラスターも複数発生し、変異株陽性者も増加傾向にあるなど予断を許さない状況であり、第4波への懸念も高まっているところです。 今後もこれらの取組を継続して実施していくとともに、安全衛生管理委員会などの意見も聞きながら、職員が安心して仕事に取り組める環境づくりに努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  それでは、順次、再質問をさせていただきます。 まず、道の駅で野菜フェスタをしたらどうかということから再質問をさせていただきますが、市貝の道の駅は、今年がオープンして7年目ですか、支配人は6人目かと思うんですが、今年新しく、この4月から支配人になったということで、この近郊に、多分11月ぐらいかと思うんですが、道の駅から西のほうに500メートルぐらい走ったところに新しいスーパーができるということで、そのことによって、この市貝道の駅の売上げ等も当然落ちてくるんじゃないかなというような思いでおりますが、そういった中で、町としても秋に野菜フェスタを考えているということでありますが、今現在、その道の駅は第三セクターということでやっておりまして、これは町も一緒になって、新しい体制でバックアップして、そういうイベントを盛り上げていかなければならないと思っておりますが、その体制等についてはどのようにお考えなのか、その点についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対しお答えさせていただきます。 体制というのは野菜フェスタを実施する上での体制ということでよろしいですか。 そちらにつきましては、当然ながら健康とそして農産物等々を踏まえれば、答弁のありましたとおり、町といたしましてもこのフェスタの開催に協力していくということでありますので、担当とすれば、道の駅を管轄している企画課、そして、健康の面では健康福祉課、そして、農産物ということで農林課等々の担当係のほうと協力調整しながら開催していくようなことで考えております。 ただし、健康福祉課につきましては、コロナワクチンの接種もありますので、その辺は柔軟に対応していきたいと考えているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  改めて、再質問をさせていただきますが。 この4月に新しい支配人になったということで、なかなか新しい支配人になってそういったものを企画実行していくというのは大変難しいのではないかなとも思っておりまして、私は非常に心配をしております。 町長、最初に町長になるときに、道の駅の建設は反対ということを公約に上げまして縮小して、一時凍結をして縮小して道の駅をオープンさせたということもありまして、どうも、市貝の道の駅が中途半端な規模であり、どうも町として、この道の駅をどう持っていくのか、その点が分からないと、そういう町民、また生産者もそのようなことを言っておりまして、私もよく耳にするわけですが、町長、その辺についてはどのようにお考えなのか、改めてお聞きをしたいと思います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  ただいま小塙議員から、道の駅の規模とか、設備内容、そろえるべきものについて中途半端というようなお話がございましたが、もともと道の駅は国土交通省の所管でございまして、休憩施設といいますか、道路を利用される方が休憩施設としてそこに立ち止まって、そして、自然気象とかそういうものを判断しながら、また、渋滞情報など交通情報を取得して、旅とかあるいはドライブとか、そういう通行に当たっての利便性を確保するというのが大本の目的でございました。 その後、それだけではということで交流施設から地域の振興拠点として。さらには、あそこが何とその町の活性化の中核拠点へまでということで、性格が非常に大きくなってまいりまして、そういう点からいたしますと、道の駅のフルセットとは何なのかというところが、非常に私のほうでは、その辺を十分検討しなくちゃならないなというふうに思っています。 私の、道の駅の施設の整備に当たりましては、川場村と同じように北関東一とか言われていますけれども、あのようなきれいな自然の中で道の駅が設置されまして、大変にぎわっているところですけれども、1回あそこを潰して、それから、今度は利用者の需要を見ながら再建していくという段階的方式。議員の先生方も視察で行かれたかと思うんですが、私も施設については非常に関心を持ちまして何度も行かせていただきましたが、市貝町の模範的な事例かなと思いまして、段階的整備ということで、そのような方針で整備しているところでございます。 当町の道の駅は、これが町の唯一の活性化の施設ではなくて、特に直売所、加工場などを整備して、1次産品をそこで加工して2次産品にしまして、それを販売するというところで、町の中の新鮮で、しかも栄養のあるものをそこから売り出すということで、基本はあまり広げないで、販売も規模も広げないで、地域の人たちに愛される道の駅、身の丈に合った道の駅、そういうことで、おらが道の駅ということで考えています。両側に芳賀町と茂木町の道の駅がありますから、お互いに競合するのではなくて、広域連携でお互いに共存共栄して、それぞれの特徴を出し合って発展していくというような方針です。 今回、量販店ができますけれども、そんな中でこの道の駅の直売所の特徴は、地元のおいしい栄養のある、そして、輸送コストが少ない、地球環境にいい、そういうものをそこで販売しながら、農家の方がそこで訓練しながら生産販売、そして、農家の方が一人前になっていくというのをお手伝いする施設であります。 そんなところからいたしますと、そういう方向で量販店とは、お互いに競合といいますか、賢い差別化を速やかに図りながらやってまいりたいと思います。 最後に、支配人でございますが、支配人は農業、農村にかけては、非常に知識豊富で経験な方でもありますし、量販店で経験や知識を積まれた前支配人もそのままマネジャーとして残っておりますので、この2人を合わせると、市貝町の道の駅がすごい経営能力を持った道の駅ではないかというふうに思っています。 実際、昨年度の道の駅の売上げが、県内二十数か所ありますが上位3位以内にキープしておりまして、売上げの割増率ですが上位2、3位につけていまして、これからも期待できるかと思います。 農家の方が安心して、そこで老後の成果的所得を得るとともに、せっかく女子栄養大と包括連携協定を結んでいますので、脳卒中、脳梗塞防止、健康づくりということで、当町の特徴である農産物を健康づくりにも作っていきたいというふうに思っていますので、今後ともご指導いただきますよう、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  市貝道の駅は、このコロナ禍にありまして、直売所の実績においては、大変、昨年度優秀な数字を上げております。職員の皆さんが頑張っていただいたおかげ。また、生産者の方にも大変お世話になっていて、そういった方たちのおかげかなと思っております。 そういった実績を上げた職員には、それなりの評価をしていただいて、そのような給与等が出るのが一番やる気が起きるのではないかなと思っております。 また、7年間で6人の支配人になるということは、対外的に見ますとちょっとマイナスだと思っております。そういったことのないように、気を配っていただければと思っております。 以上で1点目の質問を終わります。 2つ目の脱炭素の取り組みについてをお聞きしたいと思います。 脱炭素については、先程、町長の答弁にございましたが、庁舎でも太陽光発電をしているということで、それは庁舎の電源としても使われているというようなことでありますが、どのぐらいの発電量、金額となっているのか、その点についてお聞きをしたいと思います。
    ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  ただいまのご質問に対してお答えさせていただきます。 庁舎の太陽光発電ですね、ここから見える多目的ホールの屋上についてございます。設置したのは平成26年度になります。発電量につきましては、令和元年度で申し訳ございませんが、ワット数でいきまして1年間で1万6,514キロワットになります。額的にはちょっと単価が14.58円から季節によっては15.66円とありますが、それらを年間でトータルしますと24万5,633円と試算しているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  太陽光発電については、多目的ホールの屋上にあるものだけで1万6,514キロアワーというようなことだったと思うんですが、庁舎全体の年間の消費使用量でいいますと、年間で34万5,000キロアワーの電気量を使用しておりまして、金額としては804万9,000円の料金を支払っているようでございます。 そういったこともありますので、まだまだ脱炭素の取組については、これから国も地方公共団体において、どんどんそういう取組をしていくようにということで指導が入ってくると思っています。 それで、私はすぐ隣にある道の駅空き地を利用して、そこの電源を使って太陽光の発電した電力を使って、道の駅の施設の使用、それと余った部分についてはこの庁舎で使ったらいいのではないかなと思っております。 道の駅の駐車場部分については、県の持ち物であるということもありますし、なかなか難しいことはあるかと思うんですが、どのぐらいそういう自家発電をしていこうという目標があるのか、全くないのか、その辺についてお聞きをできればと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  金田企画振興課長。 ◎企画振興課長(金田道宙)  それでは、ただいまのご質問に対しお答えさせていただきます。 道の駅のほうですけれども、確かに道の駅には太陽光発電は、県が所有している外トイレに、そこの電気を供給するために県のトイレに県が太陽光を設置しております。そのほかは全て町の施設になりますが、全て太陽光はついていないということで、全て電気を買っているような状態です。 昨年からも、やはり停電とか、2時間ぐらい停電されると、確かに冷蔵庫、冷凍庫も商品に支障を来すということで、やはりそういった非常用の発電は必要ではないかと、道の駅の職員とも話し合ったところです。しかしながら、道の駅も三セク化してまだ2年というところでありまして、新たな設備投資というところもなかなか厳しいのではないかというふうなところで、現在はそういう話題になっているだけというような状況でございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  道の駅の施設の光熱費なんですが、1か月当たり電気量で6,276が電力、それから動力として5,422キロワットを使っておりまして、電気料としては1か月当たり32万7,000ぐらいの費用がかかっているわけなんです。 そういった部分の自分のところで発電所を造ればそれも使えますし、防災の災害時の電源にもなるということでありますので、今の国土交通省は、道の駅に対しまして、防災や生活拠点の機能を加える第3ステージの取組を加速しています。都道府県ごとに1か所から2か所を防災道の駅に指定して、広域的に防災対応の機能を備え付けるというようなことで進んでおりますので、いち早く検討していただいて、当町の道の駅がそういったものに選定していただけるように検討していただけることを要望いたします。 それでは、3点目の質問に移りたいと思います。 先程、総括の質問で申し上げましたが、年々、県内の消防団員、また減少しているということであります。当町の消防団員について、現状どういった状況なのか、定員何名に対して充足率が何名で、その対応については今後どのようにお考えなのかお聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  永山総務課長。 ◎総務課長(永山良一)  それでは、ただいまの小塙議員のご質問にお答えを申上げます。 本町の消防団員の状況でございますが、現在、消防団員としましては条例の定数が219名でございます。条例上の定数が219名でございます。実際に消防団員として活動されている方が204名ということで15名の欠員が生じているところでございます。これにつきましては、ただいま議員がご指摘のとおり、若干、年々欠員の数が増えてきているというような現状でございますので、今後、自治会の皆様等とご相談をさせていただきながら、団員の確保に努めていかなければならないなと、そのように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  先日の新聞の記事を見ますと、先程、町長の答弁にもあったかと思うんですけれども、総務省の消防庁は、今、消防団員の待遇改善を検討しているということであります。消火救助に当たった団員に支払う手当を、出勤報酬として1日当たり8,000円を基準額とするよう、先月、これは5月の記事ですが、4月に全国の自治体に通知してございます。 今現在、その報酬等については、当町はどういう状況にあるのかについてお聞きをしたいと思います。それが今後どのように検討されるのかについてお聞きします。よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  永山総務課長。 ◎総務課長(永山良一)  それでは、ただいまのご質問にお答えを申し上げます。 現在、消防団員の方に対しましては年間報酬ということで、消防団員の方1人につき年間幾らというようなことで報酬をお支払いしております。それにつきましては、私どもの町の場合は、一般的な消防団員の方は2万8,000円が団員の方の年間の報酬でございます。団長になりますと17万8,000円、副団長ですと14万円、分団長ですと10万8,000円というようなことで、その役職によって金額が変わっておるところでございます。 先程の消防庁の通知の中では、この団員の方の2万8,000円という部分を3万6,500円年額報酬ですね、3万6,500円に、指導ですから、したほうがいいですよというふうな指導が入っておるところでございます。 ただ、この金額につきましては、郡内いろいろなところを調べておるところでございますが、茂木町もやはり2万8,000円でございます。一番高い真岡市が4万7,000円ということで、各市町によって金額にばらつきがあるところでございます。ただ、これにつきましては、国のほうから3万6,500円という目安が出されたものですから、それに合わせて今後消防団の方とも協議しながら、これは条例で報酬というのは決まっているものですから、条例改正に向けて、私どもとしても対応してまいりたいということで考えております。 それともう一点でございますが、火災に対する出動手当ということで、現在は費用弁償という形で1回当たり2,000円ということで団員の方にお支払いしているところでございます。 これにつきましても、国のほうからの指導では1日当たり8,000円を目安と。簡単にいいますと時給1,000円程度を目安に、出動報酬として考えたほうがいいんじゃないかというような通知が来ておりますので、それも併せて今後条例改正等も、先程申しましたように含めて、皆さんとご協議してまいりたいと思っておりますので、よろしくその節はお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  自治消防団は、地域防災の主力であります。近年特に異常気象により、ゲリラ豪雨や超大型台風などが相次いでいます。その消防団の役割は一段と重要性を増しておりますので、団員確保に向け、多くが低い水準の報酬にありますので、この報酬アップが一つ引き金となって、1人でも多くの団員が増えることを希望しておりますので、よろしくお願いいたします。 最後に、町職員の管理についてなんですが、町長が今の職になってから、町職員の異動が多いということで、私は毎年この時期にお聞きをしているんですけれども、長期休暇している職員さんがかなりいらっしゃるということであります。今、職員が、定員、職員数何名いて、そのうちの何割が休んでいるのか、復帰できる状況にあるのか、その辺についてお聞きをしたいと思います。 ○議長(山川英男)  永山総務課長。 ◎総務課長(永山良一)  それでは、ただいまのご質問にお答えを申し上げます。 現在の職員数は111名でございます。これは今年の4月1日現在ですので、4月1日現在で111名でございます。そのうち、今議員がおっしゃられた休暇を取っている方が3名いらっしゃいます。その復帰の状況等というお話もされましたが、これにつきましては個人個人の様々な条件とか状態がございますので、ここでお答えは差し控えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  今現在、長期休暇が3名ということでありますが、そのほかに育児休暇もありますので含めると10名からになってくると思います。といいますと、110名の中で10名から休まれると、その分の仕事がほかの方の職員さんの仕事に加わるということでありますので、その点、残業等については多くなっているんじゃないでしょうか。その辺、管理されていましたらお聞きをしたいと思います。 ○議長(山川英男)  永山総務課長。 ◎総務課長(永山良一)  ただいまの議員のご質問にお答えを申し上げます。 確かに先程申しましたように、111名中3名が長期休暇を取っていらっしゃると。それに併せて育児休業を取られている方も6名ほどいらっしゃるということで、職員が非常に厳しい状態にあるということは、私どもも十分承知しているところでございます。 それに伴いまして、残業時間が当然増えるんではないかというような今のご質問でございましたが、これは令和2年度ですので、去年ですね。それで申し上げますと、1年間で一番残業した職員が約400時間残業している職員がおります。月で申しますと、最高で一月70時間残業をした職員がいるということでございますので、やはり職員の健康面、メンタル面を含めますと、できるだけ残業等は少なくしなくてはならないというのは、常日頃考えているわけでございますが、今後とも職員また課なりの内部で調整しながら、できるだけ職員個人個人に負担がかからないような体制を取ることができればと、そういうように考えているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  間もなく時間ですので終わりますが、職員は一つの部署に対して、まず3年いてもらって仕事を覚えて、改善してやりやすくしていくことが町民サービスにつながることだと思うんですね。道の駅でいいますと、この7年目で6人目の支配人というのは、ちょっと道の駅の職員からするとやりづらいんではないかな。対外的にもどうなんだろうと思われている部分がありますので、そういう点はぜひ改善されることを要望いたします。 以上で、私からの一般質問の一切を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  ここで暫時休憩といたします。 再開は11時15分とします。                         (午前10時59分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  それでは再開いたします。                         (午前11時15分)----------------------------------- △高徳義男 ○議長(山川英男)  小塙斉議員の質問が終わりましたので、次に11番、高徳義男議員。          (11番 高徳義男 登壇) ◆11番(高徳義男)  本日は、メディアの方及び傍聴者の皆様には、大変お忙しい中、議場に足を運んでいただき、誠にありがとうございます。 議長の許可が下りましたので、通告者最後の一般質問を通告書に沿って行います。 町政を問う4期目の政治姿勢と決意について、総括質問をいたします。 入野町長は、皆さんの温かいご支持、ご支援により、2009年、平成21年11月の町長選で見事初当選を果たし、3期目は無投票で再選をいたし、現在12年の任期が令和3年11月21日をもって終ろうとしております。 顧みれば、入野町長は町民参加による自治自立のまちづくりを掲げて当選した後に、すぐにみんなが知恵を出し合い、自信と誇りを持てるまちづくりに取り組んだところでありましたが、平成23年3月11日に発生した未曾有の東日本大震災による甚大な被害を受け、中学校や温泉の町有施設などの被害からの復旧・復興に全力を尽くさなければならなくなってしまいました。 身を削っての市貝町再生、サシバの里づくりで日本一影の薄い町からの脱却、健康づくりで脳卒中ワーストワンの町の汚名返上、子育て日本一を目指して、生活環境と文化の向上と5本の公約を立て、町民一人一人が自信と誇りを感じられる品格ある町を目指してまいりましたが、任期の大半が復旧・復興に費やされ、公約の実現もできず翻弄された4年間でしたが、甚大な被害額も、中央官庁に出向き官僚と折衝をし、多額の補助金を獲得するなど、入野町長の実行力に町民の安全・安心と多くの方が感動し安堵したことと思います。 2期目の町政についても、町民一人一人が自分の町に自信と誇りを取り戻せるまちづくり、子供とお年寄りが安全に暮らせるまちづくり、女性が安心して子供を育てられるまちづくり、サシバの里づくりで農商工が連携するまちづくり、町民全員参加で自治自立を目指すまちづくり、行政評価に基づく公正で効率的な行財政運営を行うまちづくりの6項目の公約を掲げ、自治基本条例の制定やサシバをシンボルとした自然と経済が共に循環する町、日本一の子育て支援の町や、人としての尊厳を保ちながら命を全うできる町、市貝町に自信と誇りを感じられる町の5項目を挙げてきました。 2期目の総仕上げとして、道路の拡幅や歩道の設置、災害に強い河川整備、子育て支援の充実と拡大、高齢者の健康と生きがいづくり、農村活性化対策の技術や、産業や雇用の創出、文化財の保存と活用の施策もうたっておりました。行財政運営についてのまちづくりでも、財政力指数は平成30年で0.7台、令和元年では0.8台を推移しており、実質公債費比率も年々減少して、平成24年度は13.6%に達し、平成28年度は8.4%、そして、令和元年度では6.6%と確実に減少していることも、入野町長の健全財政運営に対し、堅実な手腕と成果を収めていると思います。 さらに、3期目では初心に返り、積み残した自治基本条例や中小企業振興条例の制定、地域包括ケアシステムの確立など、満を持して町民と約束する選挙公約の骨格を示して、1つ、未来に生きる子供たちが健全で心豊かに伸び伸びと成長できるように、2つ、家族や社会のために働く皆さんが満ち足りた日々の生活を生きがいを持って送れるように、3つ、家庭と地域を支えてこられたシルバーの皆さんが尊敬されながら安心して人生を全うできるように、④自らの力と創意で勝ち残れる町と住民に育ちますように、⑤歴史と文化を踏まえた個性と特色のある町として認められるように、⑥暮らしやすい住んでみたい魅力ある町として輝けるようになど、願いを込めた政策を実現するため、いろいろな施策や事業を新たに掲げました。その間、サシバが縁を持つ国際サシバサミットや本町として初めての友好都市を結んだ沖縄県宮古島市との町内の小学生の交流事業の開催や、農業振興の地域活性化のため、道の駅の第三セクター移行の実施など、積極的に事業が展開されました。 任期最後の今年度は、道路の新設、改良、拡幅等の土木関係に大型予算を編成し、町民の福祉の構造や、安全・安心な生活ができるよう、町民の負託に、より一層応えていかなくてはなりません。 このような状況を鑑みて、現在、世界中でのコロナ感染拡大の中、ワクチン接種も進み、終息と町民が安全・安心に向け、是が非でも入野町長には4期目も引き続き安定した町政を担ってもらいたいと思っております。また、多くの町民も願っていることと思います。 30年の集大成として、4期目の出馬に当たり、改めて5項目についてお伺いをいたします。 1つ目は、今までに行ってきたこと、公約の実施について。 2つ目は、3期12年での施策や仕事についてどんなことをしたか、またその結果において、自分ではどう思うか。 3つ目は、後援会の皆様はこの町をこうしてほしいと考えております。サシバの里づくり基本構想の総仕上げや実施計画について、地域包括ケアシステムの構築について、地産地消における地場産業の道の駅の活性化について、新型コロナ禍においての支援策について。 4つ目は、町政に対する施策や期待に応えてほしいこと。その中の農業振興や子育て支援、福祉の向上、グリーンツーリズムを取り入れたサシバの里と谷津田再生。 最後の5つ目は、4期目の公約をまとめて、町民に対しいつ頃示すのか。 以上、大きく5項目をお伺いいたしまして、総括質問といたします。再質問は一問一答方式で行います。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  高徳議員から4期目の政治姿勢と決意について、大きく5点の質問を受けましたが、重複する部分等を調整いたしまして、私から簡潔にまとめてみましたので、それに従い順を追ってお答えしたいと思います。 それでは、1点目、これまでに実施してきたこと、公約の実現を中心にでございますが、1つ目は休憩施設から農村レストランまでフルセットで整備する道の駅設計を見直し、業者のニーズに合わせて整備する段階的整備方式を採用し、取りあえず現時点で加工所まで整備させていただきました。また、栃木県を中心に、当町の脳卒中の発症割合が国内でも高いことから、保健師など専門職を充実すると同時に、健康診断に係る個人の負担を無償にするなど、予防・健康づくりに力を入れてまいりました。加えて、元気づくり体験を町内各地域に導入し、骨格筋の衰弱を予防し、生活機能を維持するとともに、併せて、独り暮らしの、特に高齢者の見守り、地域の絆の張り直しを図ってきたところでございます。 3つ目は、子育て支援として、若い方からの要望が強かったことから医療費を中学3年生まで無償としたほか、保育料及び学童保育料も今年度から2人目から利用料を無償とさせていただいたところです。 併せて、放課後保育の利用者の増加に伴い、余裕教室がなくなってきたことから、多世代交流型施設として、サシバ未来館を建設させていただきました。 4つ目は、住み慣れたところで、家族や友人との関係を大事にしながら、最後まで光輝いて暮らせる体制づくりですが、縦割りの行政を渡り歩くうちに途中で諦めることがないようにワンストップで相談に乗り、専門の部局につないでいく総合相談窓口を開設いたしました。これは、隣接の地域包括支援センターとともに、住民には心強い支援に結びついているのではないかと思っています。これらを皮切りにして、福祉、介護、そして医療まで連携できる体制を整えられるよう模索を続けているところでございます。 5つ目は、県内最後の観光協会を立ち上げ、これから名所旧跡の案内板の設置に取りかかるところです。 6つ目は、サシバの里の商標を取得できましたので、生産から加工、そして、販売までの流れを連携させ、6次産業の発展に結びつけるきっかけづくりができました。 その他、中断されていた町道の改良、特に長年の懸案であった塩田続谷線の改良工事の着手をはじめ、赤羽工業団地周辺及び当町を南北に縦断する黒田市塙真岡線の歩道の設置など、町内の県道改良を強力に県に対し要望し、推進を図っていただいているところでございます。下水道工事もようやく赤羽地内において完了の運びとなりました。 2点目の3期12年の施策についてでございますが、1つ目は、どのようなことをしたのか、2つ目は、その結果に対する自分なりの評価についてでございますが、在職中、最も困難を極めたのは、東日本大震災からの復旧とサシバの里づくりの2つであり、これらは当初挙げた公約の中には入っていなかったものです。 このうち、東日本大震災については、専門家の方の分析では、三陸沖のプレート岩盤と、市貝町から県北の大田原市にかけての地層に何らかの関連性があるのではないかとの指摘を受け、今後の対策に十分注意を払っているところでございます。民家はもちろんのこと、町有施設も軒並み被災し、中でも市貝中の校舎については構造上の欠陥も判明したことなどから改築となり、芳賀町の旧水沼小を借りるなど、生徒をはじめ多くの方に大変な苦労をかけました。無事、国・県並びに町民の皆様のご支援により、新校舎が出来上がり深く感謝しております。 これを教訓に、長年の懸案であった防災行政無線を導入し、併せて聞こえづらかった箇所には戸別受信機を設置してもらうなど、町内の防災体制は飛躍的に進歩することができました。私にとりまして、この上ない貴重な事業に取り組む機会を与えられ、議会議員の皆様をはじめ、関係者の皆様に重ねて感謝いたしたいと思います。ありがとうございました。 また、サシバという絶滅危惧種の渡り鳥が、市貝町に日本一の密度で営巣しているということを、現日本野鳥の会の理事長であられます遠藤氏より、柳沢会長を通してご教授いただき、サシバをシンボルとするまちづくりに取り組むこととなりました。生物多様性、自然生態系、ひいては地球環境という難解な課題に直面することとなり、今なおサシバと格闘する毎日が続いているところでございます。サシバの里基本構想・計画・実施計画と、計画だけが机の上で厚みを加えていくのですが、遅々として実現に至っていないのが残念ながら実情でございます。 さらに、先程申し上げました住み慣れた地域で自分らしい生活を最期まで送れるように、専門職がつながり、地域内でサポートし合うシステムである地域包括ケアシステムの立ち上げは、人材の投入とネットワークの構築にとてつもない労力と時間がかかりますが、現在は堅い板にきりで穴を空けるように少しずつ前に進めているところでございます。 サシバが国際的な保護鳥であり、国際サミットを当町で開催できたことなどから、当町の動向が世界的に注目されており、これをばねに一躍当町のイメージアップが図れるのではないかと期待しているところです。 この一環としての農業・農村づくり、新たな産業の育成など夢が膨らみますが、仕事がいまだ途中にあることが後ろ髪を引かれる思いであります。 続きまして、3点目の後援会からのご要望についてでございますが、3点ほど挙げられましたが、このうち1点目の地域包括ケアシステムにつきましては、ただいま申し上げましたとおりでございます。 2点目の道の駅を拠点とした地産地消を通じた地場産業の活性化についてでありますが、町民の皆さんが外でご購入されているものをできるだけ地元のもので置き換えるようにしてもらえれば、産地として成り立ち、加工、販売につながり、所得向上、結果的に地場産業の発展につながると思っています。道の駅の直売所を拠点に産業の活性化を図ってまいりたいと考えています。 3点目の新型コロナウイルス感染症対策ですが、感染予防を徹底しながら、経済を失速させないことがポイントであり、このためにはワクチンの接種を早めることが不可欠でありますが、現在ワクチンの限られた供給の下で鋭意接種に努めているところですので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 4点目の今後の町政に対する施策についての質問でございますが、議員は具体的に農業振興、子育て支援、福祉の向上並びにサシバの里と谷津田の再生、いわゆるグリーンツーリズムの4点を挙げてご質問されました。しかし、私に残された任期はわずかでございます。したがいまして、国際サシバサミットで約束いたしましたサシバの渡りをつなぐ繁殖地の自然環境を保全する条例の制定をはじめ、北部地区に高齢者の知恵と子供のパワーを合体させる幼老交流施設の誘致に道筋をつけることなど、しっかりと期間中にできることを実行することが私に課された使命であると考えています。 しかし、議員がご提案のとおり、今後の町政の在り方については、議員のご提案のとおり、初盆が明ける8月下旬までにまとめて町民の審判の判断材料としてお示しし、ご指導を仰ぎたいと考えています。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  いろいろご答弁ありがとうございました。 再質問に入りますけれども、まず最初に、今月の6日付でメディアの新聞報道、下野新聞社なんですけれども、首長出馬へと、そういうような見出しで、今回、開会する定例会中に正式に出馬表明する見通しというようなタイトルで報道されましたので。 この4選出馬への決意をここで改めて町長にお尋ねをしたいと、こんなふうに思いますが、町長は、町を軌道に乗せるための最後の機会と。30年間の締めくくりとして選挙に臨みたいというようなことで報道されておりますが、改めて、この4選出馬する決意を先にこれをお伺いしたいと思います。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  首長の中には、県会議員から市長さんになられた方がたくさんいらっしゃいまして、皆さん驚かれるんですね。首長の仕事がこんなに大変だとは思わなかったと。これは町長さんの中からもそういうのを、初めてなられた方からよく伺います。私たちは、町民の生命・財産を守るために、24時間365日、コロナ禍でなかったら仕事をすることになっています。 私も還暦を迎えまして、先輩の課長の皆さんから、退職されるときに、50代後半になると次第に気力も体力も下がってくるんだよと。先輩の顔を見てもそうは思わなかったんですが、私も50代還暦を間近に迎えまして、ああ体力と気力が徐々に下がってくるんだなというのをしっかりと実感いたしました。 政治家は気力と体力を持って、いざというときには体一つで飛び込んでいくわけですから、そういうものを自分でしっかりと押さえながら、町民の負託に応えられるように自分をしっかりと鍛えなければならないわけですけれども。 そういう中で、3期目を迎えてしまいまして、私も「権腐十年」という言葉などを先輩の国会議員から学生時代にお伺いしていたこともありますけれども。後継者を3期目の半ばで一生懸命探させていただきました。人を育てるというところから。後援会の高徳会長様も、本日ご出席の後援会の議員の皆様にも、この件についてご相談をさせていただきました。 一流の人はおりますけれども、子育てとか、あるいは災害対応をされていますので、なかなか若い、首長は50代前半から入るというのが私たちの大半のものが、そういうような形で町村会も入ってきていますけれども、もう少し時間の余裕があればいいのかなと思いまして、後継者については新聞報道のとおり、下野・読売などの新聞の報道のとおり、後継者については意中の人を探し当てておりますけれども、調整が難航いたしました。 そんな中で関澤議員から3月の定例議会で4期目の出馬についてご質問がありましたが、その際、後援会の皆様のご意向をということで、私から投げかけさせていただきましたが、4月下旬ですか、幹部会があったようでございまして、後援会長の高徳議員から、後援会の決定事項についてお伺いしたところです。後援会の皆様の中には、この10年間大変お世話になりまして、後援会の中には何と私が政治に飛び込んだ30年前から一貫して、生きるのも死ぬのもおまえということでやっていただいた方がたくさんいらっしゃいます。生きるのも死ぬのも一緒にという後援会の皆様が決定したことでございますから、私もこれを引き受けなければならないことは当然であります。 そういうことで、もう一度、体力と気力を振り絞って、これを最後に頑張ってやってみたいなということで決意をさせていただくところでございますので、後援会はじめ町民の皆さん、議員の皆さんには、よろしくご指導を賜りたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  決意を今、町長から聞きました。大変ありがとうございます。しっかりした決意の表明みたいに、そういうように受け取った次第でございます。 次に、この再質問も多少前後いたしますが、ご容赦をお願いしたいと思います。 今、最後にこの公約をいつ頃までに示していただけるかというふうな質問をしたと思うんですが、町長は盆明けには示したいと、こんなふうに思いますが、この選挙のマニフェストも3期目でありますと非常に公約も数多くの数字に上がってきております。そういう中で、大体5つか6つぐらいの中で示してくるのかなと、こんなふうに思いますが、せっかくの機会ですので、盆明けの8月下旬の頃までにはというような話ですから、どういった構想で、特に3期目は、「ように」というような文言でお願いをしているような、そういうような公約の内容ですので、4期目になるとどういうような内容で町長なりに考えているのか、お尋ねいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  私も今度の選挙で政界からは身を引きたいというふうに思っています。そういうことでございますので、私としては、この市貝町に帰ってきまして、名前すら知らない町、東京にいても漢字も読めないと。そして、若い人たちがマッチング、集団のほうに結婚のパーティーに行っても市貝町というのは恥ずかしいと、そういうような中で、この町をどうにかして有名にし、そして、魅力ある町にしようということで帰ってまいりました。 3期目で仕事を終わらすべきでしたが、先程も申し上げましたが、後ろ髪を引かれる思いであるのは、やはり私が今扱っているのは、振興計画でものっておりますけれども、6本の柱ということで、コロナ禍の中でこれから首都直下地震とかトラフとか気象災害が頻発している中で、ここで投げ出して新たな方にご迷惑をかけたくないと。安全保障がもともと専門ですから、しっかりとこれについては対処していきたいと。支援が有する限り、財政等ですね。この6つの柱の中で、それを打ち出してさせていただいたところです。 そのほか、一貫して思ってきているのは、先程、後援会長でおられます高徳議員から出ました4つございますね。農業振興、子育て支援、福祉の向上、サシバの里と谷津田の再生、さすがに私の政治活動や仕事の評価については詳細にチェックされておりまして、これらの点について、いまだ達成されていない部分がたくさんあります。 特に、サシバの里と谷津田の再生、サシバのサミットで約束させていただきましたが、地球上でサシバの繁殖地として、日本の栃木県、この八溝山地周辺が日本一の営巣地帯であると。特に市貝町は非常に密度が高いということで、そのためにしっかりと取り組んでほしい。このことが国際的に評価されまして、国際会議やそういう場面にこれからいよいよ出席や参加をしていくことになるかと思うんですが、そのための基盤づくり、まさに農業・農村に関わってくるかと思うんですが、観光農業については、今までの農薬・化学肥料を用いたスマート農業も含めまして、これらは国と県の動きに任せるといたしましても、当町に独特な減農薬・減化学肥料、無農薬・無化学肥料とか、という自然と調和した農業を展開しながら、サシバブランドで農業を再生すると。これは下野新聞にニシムラ先生の論説が載っていましたが、あのとおりだというふうに思っていまして、あれをしっかりと打ち立てていきたいというふうに思っています。 あとは、子育て支援ですね。日本一サシバが営巣する地帯ですから、子育ては日本一にしたいと。財政が許す限り、また社会でもその負担をしっかりと負っていくと。両親も子育ての責任を負っていくと。全額無料ではなくて、1人目は責任を持ってもらう。それ以上は社会で面倒を見ると。給食から、医療費から学用品まで、奨学金まで、財政が許す限り、全額ということはあり得ませんけれども、きちっと要領を押さえて支援していきたいなと思っています。 福祉の向上は申し上げるまでもなく、地域包括ケアシステム、これから病院が、コロナ禍じゃなくて、2025年団塊の世代が病院にざっと押し寄せる中で、私も親を2人みとってまいりましたが、特に末期がんで親が自宅で亡くなりましたけれども、そういう中で、暮らし慣れたそういう家庭で光り輝きながら最期まで行けるというのが幸せなことなんだなということで、私なりに納得したところです。それはまさに地域包括ケアシステムでございますので、ヘルパーや訪問看護、訪問医療、そういうものを、医師会長さんもお若いですので、非常に理解のある方ですので、かかりつけ医の先生方と、あとは地域包括ケア病棟を設置してくださいました総合病院などと、町の専門職などをしっかりとここに連携させながら、地域包括ケアシステムをしっかりと打ち立てていきたいと思っている次第です。これ、やり残した仕事を、私と、また私の考え方に賛同してくれる後継者、最後に人づくりということで、そういう後継者を、若い後継者をこの町に残して、全てを終わりたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  再質問を続けます。 今、町長も後援会というような役職のほうまで説明していただきましたので、町長はこの後援会報等において、過去、もう3期続ける、もう12年間が仕事ではない。1期ごとに4年間で完結できるよう1期1期全力で取り組まなければならないと言っておりました。改めて、この決意、4期目に当たっての決意、これを再度お伺いします。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  私は、政治学を勉強させていただいてまいりました。政治学を勉強したのに民主主義が分からなかったんですね。メディアとかいろんなところで民主主義という言葉が出てくるんですが分からなかった。恥ずかしくなりまして、大学に戻りまして政治学科で政治思想を2年間、イイジマ先生のもとで勉強させていただきました。 そんな中で、政治の中で権力を握る者として一番気をつけなくちゃならないのは、長い間、権力を持っていると、いろんなしがらみができてくるということですね。私どもは権力をお預かりしたら、これをきれいに、いつも舌でなめるように磨きながら、さらにお返しするというのが権力を預かった者の使命だというふうに思っています。 それで、権腐十年という、先輩の国会議員方がみんなそういう話をして、みんなお亡くなりになっていきました。そういう中で、しがらみを断つということで、3期が一つの目安かなというふうに思っていたところですが、後援会の皆さんと町民の皆さん、また議員の先生方から、ここで気力を振り絞って最後に中途半端な仕事をやらないで終わらせていけよという、特に後援会からの強い言葉が、後援会の方々から夜でも朝でも呼びつけられて、そういう叱咤激励を受けている中で、ここは朝早く起きて、夜遅くまで毎日仕事をしていますけれども、家庭でもおかしい状態で、今日が何日で何時かも分からない、曜日すら分からないような状況になっていますが、もう一度、気力を振り絞って、町民の皆さんの命と財産を守るために、またこの町が魅力ある町として浮揚し、私が去った後もそれが朽ちていかないように、しっかりとした礎をつくって後継者に渡していきたいというふうに思っています。気力を振り絞ってやらせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  ありがとうございます。 再質問に入ります。 4選ということになりますと、やはり多選批判というようなことも言われるし、ただ私は、何を残せたかが問題であると思います。特にこの3期目の後半は、今、本当に日本中、もうコロナ感染拡大で非常に対策に追われて、ワクチン接種等も進んでおりますけれども、そういう意味で少なからず、この公約実現にも影響があったんではないかと、こういうようなふうに感じております。 それと、この3期目は特に、何割ぐらいの町長の自分としての評価、そういったものを3期振り返ってみて、どんなふうに感じ取っているか、お尋ねいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。 ◎町長(入野正明)  関澤議員から3月定例議会で何点ぐらいかというご質問がございまして、1期、2期、3期目に当たりまして、公約をずっと変えながら、公約を改めながら、達成したものを外しながら公約をつくってまいりましたが。既存の公約については、ほとんど達成できたのかなというふうに思い、3期目で去ってもという気持ちは十分ございましたが。 先程も申し上げましたとおり、サシバの里づくりと地域包括ケアシステムという新たな課題が出てまいりましたので、これら既存の公約とこの新たな大きな課題を、その重点を加重しながら平均して、これを点数に表していくと、既存の公約についてはこの際87で、もうこれで終わりで任せようという話でございましたけれども、新たな問題に直面して、これらの問題が町にとって非常に大事なものであるという位置づけからすれば、結果的にはやり直しですから60点、70点、そのぐらいまで下がってくるのかなというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  あと1、2点質問して、終わりにしたいと思いますが。 町長が1期から3期にかけて、特に今年の11月21日までの任期の中で、身を削ってまでの市貝町再生としての公約に、自分自身の給与のカットまでというふうなことをしながら、施策、事業なりにしてきたわけなんですが、自分としては、やはりそういうものも4期目については、いろいろ考慮してもいいのかなと、こんなふうに思うんですが、4期目になったときの気持ちとして、またこういう目標を達成するために給与カットするのか、そういったもの、マニフェストの中にまた入れるのかお尋ねいたします。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  現在3割カットで十分生活は、それなりの生活はできています。さらに今度4期目となりますと、やり残しをやらせていただくわけですから、さらにカットしてもいいのではないかということで、うちで相談したことがあります。5割カットでどうだろうと。今でも庭の野菜を食べているような状況ですので、なかなか5割カットは難しいのかなと思いますが。やり残しの仕事をやらせていただきますので、3割カットは最低限させていただきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  後援会のほうから、ちょっと一つ、いろいろなご意見を会長としていただいておりますので、こういう、今、総括で申し上げたいろんなサシバの里基本構想の総仕上げ、実施計画、地域包括ケアシステムのさらなる構築、地産地消における地場産業の道の駅の活性化、これも本当に力を入れてやっていただきたいと、こんなふうに思います。 最後に、2期目のときだったかと思うんですが、町長は、市貝町を県東部の輝く星にしたいと、会報なんかでも言っておりました。私はこれは夢のあるいい計画だなと、こんなふうに見ておりましたが、その計画もだんだん少しずつ夢の現実味が出てきたのかなと、こんなふうに感じて3期目なんかを見ていたわけなんですが、こういうものに、子供たちとか、あとは年配の方にも夢と希望のあるそういうものを、今後の方針、ビジョンとして、また町長も考えているのか。これ、最後にちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(山川英男)  入野町長。登壇。 ◎町長(入野正明)  これから町民の審判を受ける身でございますので、選挙に出るということを今日表明しましたので、あとはまないたのコイで町民の審判を受けたいと思っています。 そんな中で、今バイパス沿いの首長さん方と話しているのは、仮想合併といいまして、実際に合併していないんですが、仮想合併をしながらLRT関係の特典を、その周辺地域でうまく相互利用をしていくような方向、まさに平場、そして奥山の中間の人々の癒しと憩いの地、市貝町、県東の輝く星になれるんじゃないかということで、町民の皆さんの誇りと自信を持てるようにしていきたいと思います。 選挙は1人ではできませんので、できるだけ選挙戦に持ち込めるように、今回は公営選挙も予算をつけましたので、候補者を立てていただいて、選挙戦で町民の皆さんに判断していただきたいと思っています。そういうことでございますので、町民の審判を仰ぎたいと思っています。 以上です。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  最後に、これからの掲げる公約を少しでも実現できて、それの惜しみない力をお願いし、町民の福祉向上と、安全・安心なまちづくりと、町長のさらなる飛躍を期待いたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  高徳義男議員の質問をもって、通告者全員の一般質問が終了いたしました。 ここで暫時休憩といたします。 再開は午後1時10分とします。                          (午後零時10分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  予定されている方全員そろいましたので、再開いたします。                          (午後1時08分)----------------------------------- △報告第2号の報告 ○議長(山川英男)  日程第2、報告第2号「株式会社サシバの里いちかい経営状況説明書の提出について」を議題といたします。 町長からの報告を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  報告第2号「株式会社サシバの里いちかいの経営状況について」ご説明申し上げます。 令和2年度の株式会社サシバの里いちかいの事業年度が3月で終了し、決算が確定したため、地方自治法第243条の3第2項の規定に基づき、町が出資している法人の経営状況を議会に報告するとともに、町ホームページにおいて公表するものでございます。 それでは、決算からご説明いたします。 3ページ、損益計算書をご覧ください。 これらの数字は、全て税抜き金額で記載してございますので、ご了承いただきたいと思います。 上段、左側、売上高の内訳につきましては、上から順に、農産物直売所、施設使用料、指定管理料となっており、総売上高については約2億6,200万円でございました。 上段の農産物直売所の売上高について、昨年と比較すると、コロナ禍であるにもかかわらず約1,273万円、率にすると105%の増でございました。 昨年は、特段なる天候不順もなく、農産物が順調に育成できたこと、そして何より、地域の皆様が引き続き出荷・ご購入いただいたことがこの売上高が増加になったことの背景でございます。改めて、感謝の意を表したいと思います。 さて、売上高から、売上げ原価として、出荷者への精算支払い、買取り仕入額を差し引いた売上げ総利益は約5,700万円でした。 これに対し、直売所や敷地全体の運営経費である販売費及び一般管理費につきましては約4,600万円の支出となり、売上げ総利益から当該経費を差し引いた営業利益につきましては約1,100万円となりました。 また、運営経費のうち、年度末において利益が見込めたことから、町へ施設維持管理料として、売上高の0.5%、136万9,558円を町に納付いただいたところでございます。 最終的な利益といたしましては、下段にあるように、法人税等の納付後の当期純利益は817万円余りとなったところです。昨年度と比較しますと、約500万円の利益増となっております。要因につきましては、正規職員数の減並びにコロナ禍により新聞折り込みチラシなどの広告宣伝費、コンサートイベントを控えたことから、結果的に純利益の増につながったものと分析しております。 なお、純利益につきましては、剰余金として会社の資産留保とさせていただきたいと存じます。 会社利益と町からの指定管理料の比較につきましては、税抜きでの計算でございますが、まず会社の当期純利益と町への維持管理料納付分を合わせると約950万円であります。 これに対し、町からの指定管理料が1,050万円でございますので、実質的な町負担は100万円となります。 今回は、コロナ禍での広告宣伝費等の削減により純利益を残せたこともございますが、以前の町直営時の財政負担額は約3,000万円であったことに鑑みますと、かなりの財政負担がなくなり、胸を少しなでおろすことができたと感じているところでございます。 次に、令和3年度の経営方針についてご説明いたします。 6ページをご覧ください。 事業計画概要のとおり、株式会社として3年目を迎え、引き続き、毎年が正念場と捉え、道の駅本来の機能を再認識しつつ、コロナ対策を行いながら、お客様参加型の農業体験などを充実させるとともに、重点事項として、直売所のさらなる売上げ向上及び農産物加工所の活用を推進させる所存でございます。 売上げ構成比の高い農産物直売所につきましては、生産者、出荷組合との連携を密にし、サシバが舞い降りる自然豊かな里山から生産される野菜を豊富にそろえ、他の商業施設とは一線を画していき、さらには減農薬・有機農業での米や野菜の生産にも注力いたさせるように考えています。 最後に8ページをご覧ください。 こちらが本年の収支予算でございます。 まず、上段の売上げについては、農産物直売所については、芝ざくら公園開放による売上げ増を見込み、約930万円増の約2億5,500万円と見込み、指定管理料については昨年同額としました。 中段からの経費につきましては、正規職員増員に伴う給与・法定福利費の増額に伴い販売費・一般管理費は5,072万円といたしました。結果、税引き後、純利益を500万円と見込みました。 最後になりますが、道の駅運営につきましては、引き続き経費削減努力をさせながら、その反面、創意工夫し、サシバの里いちかいが皆様に愛され親しまれる施設となって地域貢献の役目を果たせるよう努力するよう指示してまいる所存でございます。 以上です。 ○議長(山川英男) ただいま町長より説明のありました報告第2号「株式会社サシバの里いちかい経営状況説明書の提出について」は、報告でありますので、質疑及び採決は行いません。----------------------------------- △議案第32号の上程、説明、質疑、採決 ○議長(山川英男)  日程第3、議案第32号「監査委員の選任につき同意を求めることについて」を議題といたします。 ここで、本案については豊田功議員に直接利害関係のある議案と認め、地方自治法第117条の規定により、豊田功議員の退席を求めます。          (5番 豊田功 退席) ○議長(山川英男)  職員に議案の朗読をさせます。 久保局長。          (事務局長朗読) ○議長(山川英男)  本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第32号「監査委員の選任につき同意を求めることについて」提案理由をご説明申し上げます。 本案につきましては、地方自治法第196条第1項の規定に基づき、豊田功氏を議員選出の監査委員に選任いたしたく、議会の同意を求めるものでございます。 豊田氏は、平成25年に市貝町議会議員に当選し、以来議員として活躍されております。この間、平成30年9月から令和元年5月まで議会総務民生常任委員会委員長を、同年同月から令和3年5月まで文教経済常任委員会委員長を歴任されております。 同氏は、地域住民の信望も厚く、町政に対する理解も深いことから、監査委員として最も適任と考え、その選任について同意をお願いするものでございます。 なお、豊田氏の経歴につきましては、添付いたしました経歴書のとおりでございます。 よろしくご審議の上、原案のとおりご同意くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(山川英男)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第32号は人事案件でありますので、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 これから議案第32号を採決いたします。 本案は、原案のとおり同意することに賛成の議員の起立を求めます。          (起立全員) ○議長(山川英男)  起立全員であります。 したがって、議案第32号「監査委員の選任につき同意を求めることについて」は同意することに決定しました。 ここで暫時休憩いたします。                          (午後1時21分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  ここで再開をいたします。                          (午後1時23分)----------------------------------- △議案第33号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(山川英男)  日程第4、議案第33号「市貝町国民健康保険税条例の一部改正について」を議題といたします。 本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第33号「市貝町国民健康保険税条例の一部改正について」ご説明申し上げます。 今回の改正につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響による国民健康保険税の減免を令和3年度も引き続き実施するために条例の一部改正を行うものでございます。 それでは、改正の内容につきまして、新旧対照表によりご説明いたします。 附則第15項は、減免の対象となる期間を延長するものでございます。 同項第1号アは、新型コロナウイルス感染症の定義として引用されていた法律の改正により当該条文が削除されたことから、定義を具体的に書き下ろす形に改めるものでございます。また、同項第1号イ(ア)から(ウ)につきましては、厚生労働省の基準の表記に合わせて改正を行うもので、内容を明文化するものであり、改正前後で実質的な違いはございません。 以上、改正内容をご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、本案が原案どおり可決されますようお願い申し上げます。 ○議長(山川英男)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 石井議員。 ◆2番(石井豊)  2番、石井豊。 私は国民健康保険運営協議会の委員でもあります。 今回の条例の一部改正の内容につきましては、説明を受けております。内容的には保険税の減免の期間を令和3年3月31日から規則で定める期間まで、予定では令和4年3月31日まで延長するというのが今回の条例の改正です。 そこで何点かお伺いいたします。 まず、1点目なんですが、昨年度に本町で国民健康保険税を減免した件数並びに金額につきましてご説明をお願いいたします。 また、2点目ですが、昨年度までは減免額につきましては、国からの特別調整交付金等で100%財政支援を受けていたと記憶しておりますが、令和3年度につきましても同様に財政支援が継続されるのか、ご説明をお願いいたします。 以上です。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  ただいまのご質問に対し、お答えを申し上げます。 昨年度の減免は、令和元年度分と令和2年度分の2か年度分でございました。2か年度合わせまして、6件、59万5,800円の減免をいたしました。 2点目ですが、ご質問のとおり、令和元年度分の減免額につきましては、特別調整交付金で100%、令和2年度分の減免につきましては国民健康保険災害等臨時特例補助金で60%、特別調整交付金で40%、計100%の国からの財政支援がございました。令和3年度分の財政支援につきましては、減免額に応じまして、それぞれ100%から40%の間で特別調整交付金で措置される予定となっております。 答弁は以上です。 ○議長(山川英男)  質疑はございませんか。 川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  本町では昨年度より資産税がなくなり、3方式で今、国保税を算出していると思うんですけれども、どのような影響を受けているのか。そしてまた今回、減免の延長ということでどのぐらい影響を受けるのか伺いたいと思います。 以上です。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  ただいまのご質問にお答えを申し上げます。 ご質問のとおり、令和2年度から資産割を廃止いたしまして、本町でも課税につきましては、3方式とさせていただいたところでございます。所得割が10.3%、均等割が3万4,000円、平等割が2万8,000円で、限度額を96万円と改正したわけでございます。 それに対しての影響でございますが、実際の部分、資産割で課税していた税額をその分を逆算しまして、所得割に上乗せしたような状況になっているものですから、税額全体としては変わりはございません。 減免に対する影響でございますが、昨年度、減免した額が先ほど答弁したとおり59万5,800円でございまして、予算総額、約11億8,800万円でございますが、予算総額の0.05%、それから税収入額の、税収入は大体2億2,000万円で予算計上しているわけなんですけれども、税収入額全体の0.3%なものですから、さほど影響はないように捉えております。 それで、今年の特別調整交付金で措置される分につきましては、まだ率が決定していないんです。減免額に応じてということなものですから、それでも50%ぐらいは措置される予定となっておりますので、さほど影響はないかとは感じております。 答弁は以上です。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第33号を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(山川英男)  挙手全員であります。 したがって、議案第33号「市貝町国民健康保険税条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。----------------------------------- △議案第34号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(山川英男)  日程第5、議案第34号「市貝町国民健康保険条例の一部改正について」を議題といたします。 本案について、提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第34号「市貝町国民健康保険条例の一部改正について」ご説明申し上げます。 今回の改正につきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴い、市貝町国民健康保険条例の一部改正を行うものでございます。 それでは、改正の内容につきまして、新旧対照表によりご説明いたします。 附則第2条第1項は、新型コロナウイルス感染症の定義として引用されていた法律の改正により当該条文が削除されたことから、定義を具体的に書き下ろす形に改めるものでございます。 以上、改正内容をご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、本案が原案どおり可決されますようお願いいたします。 ○議長(山川英男)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  1番、荒井和一です。 この改正に当たりましては、新型コロナウイルス感染症の法的位置づけが変更されたものだと考えております。各地方自治体もそのような変更があります。その中で、またちょっと自治体で違うところもありまして、感染症自体が疑われる場合には医者等の証明がなされることに限るという条文も入っている自治体もございます。 それで伺います。その傷病手当に関してのことなんですけれども、実際的にこれ、現在支給されているのか、そのような実績があるのか。それともこの傷病手当に関する期間はいつごろまでなのか、分かる範囲でお知らせいただければありがたいと思います。よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  ただいまのご質問に対し、お答えを申し上げます。 昨年度、支給しました件数は2件でございます。金額は30万8,323円でございました。 2点目の支給期限についてでございますが、条例では規則で定めるとなっておりまして、現在のところ、今年の6月30日までとなっております。しかしながら、先日、厚生労働省のほうから今年の9月30日までの間に感染した場合でも、特別調整交付金で100%支援する旨の通知がありましたので、3か月間延長することで担当課としては検討を始めたところでございます。 答弁は以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいでしょうか。 ほかに質疑ございませんか。 石井議員。 ◆2番(石井豊)  2番、石井豊です。 改めて、国民健康保険運営協議会の委員としております立場上、ちょっと細かい件はちょっとあれなんですけれども、ちょっと1点だけ確認させてください。 傷病手当の支給についての国からの財政支援の具体的内容をご説明いただければと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(山川英男)  軽部町民くらし課長。 ◎町民くらし課長(軽部修)  ただいまのご質問に対し、お答えを申し上げます。 財政支援についてでございますが、昨年度分につきましては、特別調整交付金で100%措置されております。また、今年度分につきましても、100%調整交付金で財政支援していただける予定です。 先ほどと重なる部分がありますが、現在のところは6月30日までということで規則で定めているんですが、先日、厚生労働省のほうから通知がありまして、今年の9月30日まで延長した場合でも、その特別調整交付金で財政支援が受けられるという通知がありましたので、3か月間延長することで担当課としては検討が始まったところです。 答弁は以上です。
    ○議長(山川英男)  よろしいでしょうか。 ◆2番(石井豊)  はい。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第34号を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(山川英男)  挙手全員であります。 したがって、議案第34号「市貝町国民健康保険条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。----------------------------------- △議案第35号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(山川英男)  日程第6、議案第35号「市貝町介護保険条例の一部改正について」を議題といたします。 本案について、提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第35号「市貝町介護保険条例の一部改正について」ご説明申し上げます。 今回の改正は、新型コロナウイルス感染症の影響による介護保険料の減免を令和3年度も引き続き実施するために条例の一部改正を行うものであります。 それでは、改正内容について、新旧対照表によりご説明いたします。 附則第9条第1項は、減免の対象となる期間を1年間延長するものでございます。 同項第1号は、これまで新型コロナウイルス感染症の定義として引用していた法律が改正され、当該条文が削除されたことから、定義を具体的に書き下ろす形に改めるものでございます。 同項第2号ア及びイの改正は、厚生労働省の基準の表記に合わせて改正を行うものでございますが、内容を明文化するものであり、改正前後で実質的な違いはございません。 以上、改正内容をご説明させていただきました。よろしくご審議の上、本案が原案のとおり可決されますようお願い申し上げます。 ○議長(山川英男)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  7番、川堀哲男です。 今回、コロナウイルスのために保険料の減免の延長ということですが、これはどういうふうに周知して、申請は、仕方はどういうふうにされるのか、考えを伺いたいと思います。 ○議長(山川英男)  國井健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(國井美由紀)  ただいまのご質問に対しましてお答えいたします。 7月に保険料の通知をお送りさせていただく際に、この減免の通知も併せて同封してお送りさせていただく予定でございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 ◆7番(川堀哲男)  はい。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第35号を採決いたします。 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(山川英男)  挙手全員であります。 したがって、議案第35号「市貝町介護保険条例の一部改正について」は原案のとおり可決されました。----------------------------------- △議案第36号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(山川英男)  日程第7、議案第36号「令和3年度市貝町一般会計補正予算(第1号)」を議題といたします。 本案について提案理由の説明を求めます。 入野町長。登壇。          (町長 入野正明 登壇) ◎町長(入野正明)  議案第36号「令和3年度市貝町一般会計補正予算(第1号)」についてご説明申し上げます。 今回の補正予算につきましては、歳入歳出それぞれ2,808万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を49億5,808万7,000円とするものでございます。 5ページをお開きください。 まず、歳出について申し上げます。 3款2項2目児童措置費につきましては、国が令和2年度予備費を活用し、低所得の子育て世帯に対して、子育て世帯生活支援特別給付金を支給するものでございます。 このうち10節需用費から17節備品購入費につきましては、事業実施に伴う郵送料やシステム改修費等事務費を計上し、19節は対象となるひとり親世帯以外の低所得の子育て世帯の子供を180名と想定し、1人当たり5万円を計上しております。 6款1項3目農業振興費につきましては、本年4月上旬の降霜に伴い被害を受けた梨農家に対し、病害虫防除用農薬購入費を補助する農業災害対策特別措置補助金、農業担い手の機械購入費の一部を補助する強い農業担い手づくり総合支援交付金を計上しております。 5目農地費につきましては、当初予算に計上しておりました町内3か所の農業用ため池調査委託料について、県から示された調査単価に変動が生じたため、経費を追加するものでございます。 続きまして、10款1項2目事務局費につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、学用品等購入の経済的負担が大きい新入学生を持つ準要保護世帯を対象とし、対象児童・生徒1人当たり3万円を給付するものです。 2項1目学校管理費につきましては、登下校時の熱中症予防に加え、児童同士が一定の間隔を確保できることから、コロナ対策としても効果があるとして昨年度導入した日傘を新1年生分も購入する経費です。 次に、これらの財源となる歳入についてご説明申し上げます。 4ページにお戻りください。 まず、15款2項2目民生費国庫補助金につきましては、低所得の子育て世帯への給付金と、これに伴う事務費の全額が国から補助されるものです。 16款2項4目農林水産業費県補助金のうち、梨の降霜被害対策である農業災害対策特別措置補助金につきましては、その経費の2分の1相当額を県補助金として計上し、強い農業担い手づくり総合支援交付金及び農村地域防災減災事業費補助金につきましては、今回追加した経費の全額が県から補助されるものです。 続きまして、20款繰越金につきましては、特定財源充当後に不足する額を計上しております。 以上が、令和3年度市貝町一般会計補正予算(第1号)の概要でございます。よろしくご審議の上、本案が原案のとおり可決されますようお願い申し上げます。 ○議長(山川英男)  町長の説明が終わりましたので、これから質疑を行います。 はい、荒井議員。 ◆1番(荒井和一)  1番、荒井和一です。 5ページをご覧いただきたいと思います。 6款1項3目18節の強い農業担い手づくり総合支援交付金、これは県で100%という、先ほど町長からの説明がありましたが、これ何件ぐらいの農家さんに、やっぱり金額的に機械買うんだか、何買うんだか、それちょっと分からないんですけれども、内容的なことに関しての説明をよろしくお願いします。 あと一つ、その下の農地費に関しまして、12節委託料、これ、ため池の調査の追加という説明でした。このため池の調査について、どんな追加調査をやるのかと、もう一度、このため池が何件あるのかという、この2つをよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(山川英男)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  それでは、ただいまの荒井議員のご質問に対してお答えさせていただきます。 まず、第1点目の6款1項3目18節の強い農業担い手づくり総合支援交付金の内容でございますが、こちらにつきましては各地区で実質交わされた人・農地プランを作成した地域の中心経営体ということで、担い手の方を中心に農業用機械あるいは施設等への補助であります。 今回につきましては、4経営体、北からいいますと北部、杉山地区で1人、あと赤羽地区で3名となっております。 今回、導入するものにつきましては、トラクター、ウイングハロー、乾燥機、田植機、トラクターが2台になります。あとコンバイン、このコンバインにつきましては自動運転がある程度できるものになっております。あとアースロータリーということで、4つの経営体で今言った機械を導入することとなっております。 また、2点目の防災ため池につきまして、こちらにつきましては当初予算で3か所、多田羅沼の上下、あと坂善溜ということで、3か所の重点農業ため池の調査を実施することとして計上させていただきました。 内容としましては、劣化状況調査ということで、堤体等の劣化状況。ため池については江戸時代あたりに造られた、江戸時代から昭和初期に造られたものが大半でありまして、かなり劣化が進んでいるということで劣化調査。あと、地震耐性評価、降雨耐性評価ということで、3項目に対して調査をするよう国のほうから指示が来ております。今回、補正に当たりまして、調査内容は変わらないんですけれども、国・県のほうで示されました設計額、地震耐性評価について、当初1か所当たり400万円で見ていたものが550万円ということで、150万円増となっております。今回、市貝で3か所をやるということで、150万円の3か所ということで450万円の増額を計上させていただいております。 ため池については全国的に平成30年の7月の豪雨のときに関西地方を中心に決壊したということで、今重点的に国のほうで補助が来ているものであります。 以上となります。 ○議長(山川英男)  よろしいですか。 ほかに質疑ございませんか。 園部議員。 ◆6番(園部弘子)  5ページの10款2項1目学校管理費の中の10節需用費、これは日傘というというご説明をいただいておりますが、無償貸与ということで新入生に対して贈呈することになるのかなと思いますが、結構6年間使うということで、壊れてしまったりとかそういうこともあると思いますので、その後、途中で壊れた場合、6年間もたないで、そういう場合はどのような形で子供たちに与えるのかなということを簡単で結構ですのでご説明いただければと思います。どこかのお店に行って買ってくださいという形にするのか、学校で販売するとか、あるいはまた無償であげるのか、その辺について、簡単で結構ですのでご説明いただければと思います。お願いします。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、ただいまの園部議員からのご質問についてお答えいたします。 日傘につきましては、昨年はコロナ対策等で国の交付金などを活用しまして、小学校の1年生から6年生までの全ての児童に無償で貸与というよりはあげた形で使っていただいております。 今回につきましては、コロナのほうもまだ終息を見ないということと、現在、小学校の児童さんが集団登校している姿を見ますと、やはりコロナ慣れというか、子供さんですので、子供と子供の距離が近いというようなことのご指摘などもいただいております。 これから大分暑くなるということもありまして、今回、新1年生につきましても、昨年と同様に日傘をお渡ししたいなということで、今回予算計上させていただきました。 その際に、今園部議員がご指摘されたとおり、こういったお子さんが使う傘等の物については、いろいろ使用して傷む場合もありますし、子供ですのでいろいろそれを道具に遊んでいての破損なども考えられるということもあります。こちらの予算とこれからの使い方については、一応、各子供さんに一つずつお渡しはしますが、まず大事に使っていただくという前提のもとに、小学校等が6年生になりまして、卒業される際はそういった日傘等については、学校のほうに置いていっていただくようなことで、うまく学校の児童の中でリサイクルというか、お使い、引継ぎができるような形でできないかと考えております。 毎年、新しい物を買って与えるというのもなかなか難しいところもございますので、こちらにつきましてはうまく活用できる方法を学校さんと相談していきたいと思います。また、どうしても傷んでしまう日傘等については、学校にある予備を使っていただくとか、場合によっては本当に個人的にちょっと壊してしまったなどの場合は、個別に買っていただくなどもありかなということで、今後、暑くなってまいりますので、こちらの貸与というかお渡しすると同時に、大事に使っていただくのと、これからの使い方についても学校とよく相談して、うまく運用できたらと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  いかがですか、よろしいですか。 ◆6番(園部弘子)  はい、ありがとうございます。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございませんか。 小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  8番、小塙斉。 5ページなんですが、3款5項2目の19節の扶助費、子育て世帯生活支援特別給付金900万ということでございますが、説明ではひとり親以外ということで、180人掛ける5万円という説明とありましたけれども、これの対象となるどういう世帯なのか、もう一度説明をお願いしたいと思うんですが、よろしくお願いいたします。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  小塙議員のご質問についてお答えいたします。 今回、対象となる児童についてなんですが、予算上は180人を見込みまして、1人当たり5万円ということで900万円計上させていただいております。今回は昨年からずっとコロナの影響で、やはり生活が苦しい低所得の方ということで、主にひとり親世帯という形でこれまでは国など給付金での支援を続けてまいりました。ひとり親世帯につきましては昨年が2回ほど、今年も5月11日に既に、やはり児童1人につき5万円の給付を行っておりまして、今回、国のほうで予算措置して給付するお金につきましては、ひとり親以外ででもご両親がおられる世帯であってもやはり所得が安定しない低所得といったふたり親世帯、そういった方も今回新たに対象に加えまして、給付を行うということで考えているものでございます。対象児童につきましてはゼロ歳から18歳の子育て世帯に対する給付金という形になりまして、一応、給付基準としては令和3年3月31日時点で市貝町に住所を有する方で、住民税の非課税世帯、こちらの方を対象として、今回新たな対象を設けまして支援を行うものでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  小塙議員。 ◆8番(小塙斉)  今回180名ということでありますが、それで足りるという計算なんでしょうか。その点についてお聞きをいたします。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  それでは、小塙議員のご質問についてお答えさせていただきます。 今回、180人の見込みでございます。こちらにつきましては、先ほどの市貝町に住所を有する方という基準のほかに、今後、年度内にお生まれになるような新生児の方なども対象としておりますので、取りあえずは見越しで180人という形で今回は予算計上させていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいでしょうか。 ◆8番(小塙斉)  はい、ありがとうございました。 ○議長(山川英男)  高徳議員。 ◆11番(高徳義男)  11番、高徳です。 ページでは5ページなんですけれども、6款1項3目農業振興費の18節の補助金で、この上の梨農家の救済の補正予算なんだけれども、梨農家さんにとっては、これ4月の上旬の降霜被害で非常に花芽が落ちちゃって、大変なこれ減収だというようなことで、うちのほうの地元にも梨農家さんがあるんで、非常にやきもきしているような状況なんですけれども、この収穫量が、やっぱり減るということになると、いろんなところにダメージがいくんだよね。うちのほうの町の仮に産業祭やるとか、また宮古祭りとかとそういったもので、非常に市貝町の梨の豊水とか、特に、「にっこり」という品種で知名度が非常に高い梨なんですが、そういう意味で、これ気象災害だから、なかなかそこはとめられないんですけれども、やっぱり幾らかでもそういった農家の救済措置、これで一応16万8,000円何がしのお金が予算化されているんだけれども、これ、対象が何軒ぐらいの農家での16万8,000円なのかな。もっと被害があるのかなと、ちょっと新聞報道でも市貝町は梨で相当な被害があってというのは何千万ぐらいの被害が多分出ていたと思うんですが、そういう意味で、少なくても今、ちょうど作業ではたますぐりという、いわゆる摘果作業をやっているような状況で、何枝に実がないんだから、なかなかこれ大変かなという気がするんですが、そういう意味で、これ、農薬だけの防除というようなことなんだけれども、やっぱり実がないと樹勢というか樹木の勢いというのが、もうそっちのほうの養分取られちゃって、非常にバランス的に悪くなるというような話も聞きました。 そういう意味で、これ、対象でどんなふうなことで、執行部、これ考えているんだか、そこら辺のところ、ちょっと具体的に説明お願いします。 ○議長(山川英男)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  ただいまのご質問に対してお答えさせていただきたいと思います。 今回の農業災害対策特別措置補助金につきましては、4月10日、11日の降霜、霜ですね、霜による農業被害についての補助であります。そのほか、4月にはひょうも降っております。ひょうが、4月ではなく、失礼しました5月2日ですね、5月2日に降ひょう、ひょうが降りまして、そのほか4月中旬にも低温ということで、この3つが重なりまして、梨をはじめ、特に実がなるような作物、そういったものの被害が出ております。 今回につきましては、あくまでも4月10日と11日の降霜、霜による被害の分となっております。こちらにつきましては、県の農漁業災害対策特別措置条例が適用されたことによって、被害を受けた市町村が補助金を申請できることとなっております。 市貝町においては、梨農家が14軒程度いるわけなんですけれども、その中で6軒の方が今回の補助対象となっております。皆さん、14軒中被害があった方がいるわけなんですけれども、その中で30%以上の被害があった方で、なおかつ農家の方がこの補助金を申請するという方が該当となっておりまして、6名で面積的には2.5ヘクタールとなっております。 市貝町、この10日、11日の霜による被害としては3,150万円程度の被害総額となっております。今回につきましては、病害虫防除農薬の補助ということとなっておりまして、黒星病とか、アブラムシ、ダニ等に対する農薬等の助成となっております。町のほうで、こちらに記載あります16万8,000円程度を支払いしまして、後に県のほうから2分の1の補助が町のほうに入ってくることとなりまして、農家の負担はないような形となっております。 高徳議員がおっしゃいましたように、実がなっていないものですから、栄養の行き場がないということで、かなり枝が暴れてしまうということで、かなり農家の方も苦労しておりますが、今回、県の条例の中ではこの病害虫に対する駆除と、資金を借りた場合の利子補給ということの2つになっておりまして、今回、農家の方ではこの病害虫防除対策への補助を使うということで申請が上がっております。 以上となります。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございませんか。 和久議員。 ◆13番(和久和夫)  13番、和久です。 農業振興費の件で、農地費の件です。ため池の問題。これ、多田羅にはため池が実は3つあるんです。そのうちの大溜とその下の2番目の溜と3番目の溜とあるんですが、昔は大溜のほうの排水に関しての改修と水門にヤツは国のほうで水門の補助金をもらってやって、かなりよくなったんです。 その件はいいんですが、昔、昭和36年頃だと思うんですが花王のところから排水を、小貝川に抜いたんです。そのときに、半分は地下の掘削に、下半分、溜から下のところは上から掘り上げて、大きな人間が入って歩けるぐらいの管が入っているんです。それで一時、水等も全部地下水、やられまして、県のほうで毎度掘ったりしていろいろやってもらったんです。 そのときに、2の真ん中がある溜はその土砂でかなり埋まって、深さ半分ぐらいになっちゃったんです。多分その調査をやっていないと思うんですが、その点と、それから、その下の、一番最後の多田羅の田んぼのほうに下りるところの第3の溜は水が全然たまらないんです。単なる川と同じになっちゃっているんです。ですから、あそこは防波堤を造って、水門を造ってあっても事実上、何の役にも立っていないというのが現状なんです。ですから、これもきちんと調べてやってもらわないと、別にあってもほとんど意味がないかなという感じなんです。 その点に関して、この調査はどういう形のところまでやるのか。それと、そういった過去の調査まで含めてやってもらえるのか、どうなのか。その点に関してもちょっと申しておきたいと思うんです。 それと、今、高徳議員から被害問題ありましたけれども、梨農家の被害は本当にこのところ毎年のようにやられているもんですから、農家自身がこのままでは梨作るのが嫌になるというふうな状態なんです。特に、桃、この辺はサクランボはないからいいんですが、それとブドウにしても、一旦被害を受けますと、今高徳議員が言われたように、とにかく木がもう暴れて、花芽がつかないくらいになっちゃうんです。ですから、そういう意味では単なる農薬だけではなくて、例えば成長抑制剤を使うとかどうこうで、コントロールという形のことも考えてもらわないと、実際の果樹農家としては非常に大変なことなんで、そういった点、また含めて考えがあれば伺っておきたいと思います。 ○議長(山川英男)  川上農林課長。 ◎農林課長(川上和幸)  では、ただいまのご質問に対してお答えさせていただきたいと思います。 まず1点目のため池の件でございますが、こちらにつきましては、多田羅に3つあるということで、今回は多田羅の2つ、上と下ということなんですけれども、調査については先ほど言いましたように、劣化状況調査ということで、堤体とあるいは洪水吐ということで、水を出すほうのところ等の劣化状況を見ることとなっております。漏水があるかとか、かなり年月、造られてからかなりの歳月がたっておりますので変形がないか等々の調査をします。 また、地震、豪雨の耐性評価ということで、こちらについては地質、土質、また降雨、この地域でどのくらい雨が降るかということの調査をしまして、それによって、堤体が耐震、洪水によりどれだけ耐えられるかということの調査をすることとなっております。地震については、震度5弱に耐え得るかどうかということの調査になります。地質や土質の調査も入っておりますので、堤体等のボーリング調査、あるいはため池の下の部分までちょっとやるかどうかは、まだ細かくは分からないんですけれども、そういったところの土質の調査もやると思っております。1か所当たりの県から示されている設計費が1,000万円となっておりますので、かなりの額をかけてやるので、かなり詳細な調査までやるのかなと思っているところであります。 また、多田羅の一番下の溜については、確かにほとんど水がない状況になっておりますので、今回の調査についてはあくまでも決壊したらどうするかということですので、一番下の溜については水がない状態ですので、今回の調査の該当にはならないかと思っております。 また、2点目の農業被害ということで、梨の被害につきましては、一昨年もひょうによる被害等もありまして、ここ数年、温暖化等により春、花芽が咲く頃がかなり暑くて、温かくて花が咲くのが早くなってきている傾向があります。それに花は早く咲くんですが、4月、5月がちょっと冷温であったりということで、かなりそういった果樹に対しての被害が多くなっていると認識しているところであります。 今回につきましても、そういった病害虫等々の助成だけとなっておりますが、県のほうにほかの対策についての補助もできるよう要望するとともに、各農家につきましてはまず予防対策ということで、防霜ファンの設置、皆さん設置していると思うんですけれども、防霜ファンの設置であったり、防霜網のほうの設置等々も町のほうから声をかけるとともに、そういったものにも今後補助が出せるかどうかについても、ちょっと検討していければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございませんか。 豊田議員。 ◆5番(豊田功)  5番、豊田功。 こども未来課長にお尋ねと要望でございますけれども、今回のようなこのように給付金が出ますね。児童・生徒の中には生活保護の子供、要保護の子供、児童・生徒、それと準要保護、要保護に準ずる児童・生徒、おるわけでありますけれども、学校でもいろいろな諸経費の集金がございますけれども、こういう給付金、補助金をそれぞれの家庭の口座へ振り込まれてしまいますと、集金が滞っているような家庭の子供たちからはなかなか集金ができなくて、整理できないんです、学級担任等は。 したがいまして、できればこうした給付金や補助金などにつきましては、学校とよく連絡取り合っていただいて、そうした集金未納の子供たちがいる場合には、そういうほうへ優先して回していただければ学校運営上、非常にありがたいんだと思います。 そんなことで、今後、そういう形に取り扱っていただきたいんですけれども、この補助金などは取りあえずどういう形で支給、給付するんでしょうか。 取りあえず、それを聞いていただいて、今後はそういうことを心がけていただきたいと思いますが。 以上です。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  ただいまの豊田議員さんからのご質問についてお答えさせていただきます。 今回の給付金につきましては、基本的にはその世帯の世帯主さんの口座への口座振替が原則、基本となります。 今、議員さんから学校の実情等を踏まえたお話をいただきました。そういったことで、今回、いろいろな事情を抱えている世帯ということもありまして、世帯によってはそういった何か集金ものとかが滞ってしまうというような世帯などもあるかもしれません。そちらにつきましても、やはり、今回、こういったお金、支援が行くということがありますので、こういったお金についても単なるお金が入ってきたからということではなくて、その使い道とか、お子さんのための使途のため、国ないし町のほうで給付させていただくお金ですので、その辺のところは十分、ご家庭のほうで考えていただいて、本当に子供のために使っていただくように、うちのほうも学校様と現状などを情報共有しながら相談してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  よろしいでしょうか。 ほかに質疑ございませんか。 川堀議員。 ◆7番(川堀哲男)  今、豊田議員のところなんですけれども、事務費というのは前回、今まで結構、一般財源で充当していたと思いますけれども、今回はどのような見解で充当しているのか、県・国より補助いただいて充当になっていると思うんですけれども、どのような見解だったのか伺いたいと思います。 ○議長(山川英男)  滝田こども未来課長。 ◎こども未来課長(滝田弘行)  川堀議員からのご質問についてお答えさせていただきます。 今回、先ほどお話、説明させていただいたいわゆるふたり親世帯への給付金、こちらについては全て国費、国のほうからお金が参ります。そのため、この各家庭に給付されるお金に加えまして、事務費、その他委託料などについても全て国の予算のほうで手当てがされるということになります。 今回、補正させていただいた中で、10款の教育費の教育総務費、事務局費の中の扶助費、準要保護の臨時特別給付金27万円、こちらにつきましては、町独自の支援ということで、今回計上させていただきました。こちらについては、準要保護の世帯につきまして、この4月に小学校1年生、あるいは中学校1年生に上がった、要は新入学の関係でそういった対象の児童・生徒がおられる世帯のみ、1人当たり3万円を給付して、いろいろ新入学に対して家庭等のご負担があったということで、そちらの支援を図るものでございます。こちらは、今の全て町単で、考えております。 以上です。 ○議長(山川英男)  ほかに質疑ございませんか。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で質疑を終結いたします。 これから討論を行います。 まず、本案に対する反対者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  次に、賛成者の発言を許します。          (発言する者なし) ○議長(山川英男)  発言がありませんので、以上で討論を終結いたします。 これから議案第36号を採決いたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の議員の挙手を求めます。          (挙手全員) ○議長(山川英男)  挙手全員であります。 したがって、議案第36号「令和3年度市貝町一般会計補正予算(第1号)」は原案のとおり可決されました。 ここで暫時休憩いたします。 休憩中に常任委員会を開催し、議会閉会中の事務調査及び行政視察の件についてご協議をいただきます。 再開時間は追って連絡をいたします。 なお、執行部の皆様にはここで退席していただいて結構でございます。大変ありがとうございました。ご苦労さまでした。                          (午後2時24分)----------------------------------- ○議長(山川英男)  それでは再開いたします。                          (午後3時20分)----------------------------------- △常任委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(山川英男)  日程第8、「常任委員会の閉会中の継続調査の件」を議題といたします。 総務民生常任委員長及び文教経済常任委員長から会議規則第74条の規定により、お手元に配りました所管事務の調査事項について、閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りいたします。各常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、各常任委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。-----------------------------------議会運営委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(山川英男)  日程第9、「議会運営委員会の閉会中の継続調査の件」を議題といたします。 議会運営委員長から会議規則第74条の規定により、お手元に配りました本会議の会期日程等の議会運営に関する事項及び議長の諮問に関する事項について、閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りいたします。委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定しました。-----------------------------------議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の件 ○議長(山川英男)  日程第10、「議会広報編集調査特別委員会の閉会中の継続調査の件」を議題といたします。 議会広報編集調査特別委員長から会議規則第74条の規定により、お手元に配りました議会広報の編集・調査・発行に関する事項について、閉会中の継続調査の申出があります。 お諮りいたします。委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山川英男)  異議なしと認めます。 したがって、委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。----------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(山川英男)  これで本日の日程は全部終了しました。 会議を閉じます。 以上で令和3年第4回市貝町議会定例会を閉会します。                          (午後3時23分)  地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。    令和  年  月  日          議長          署名議員          署名議員...